- 戦場
としまえんプール・ハイドロポリス(総コース数31本)
- 記録
当日は悪天候のため31本中9本しか稼働していなかったが、このうち浮き輪を使う3本を除いた、6本のスライダーについてタイムを計測。
このうちC29はストレート・屋根なし・上下方向の傾斜変化ありのコースで何もせずとも超ハイスピードになる経験者向けコースであり、ここでマックス21を使うと空を飛んでしまう危険があることから測定を断念した。
もっともテクニックの使いでがあるのがA7(全長86m)であったためこれを重点的に攻略。そのためその他のコースの測定は一部行われないまま閉園時間とあいなった。
またストップウォッチを手にしての滑走はおそらく監視員に止められるという不安から、計測は脳内測定(参考値)で行った。
なお「通常滑走」とは気を付けの姿勢で、体をリラックスさせた状態での滑走としている。
スライダー番号 | 通常滑走タイム | マックス21タイム |
A2 | 22"4 | ―― |
A3 | 25"0 | 22"2 |
A5 | 27"0 | 24"0 |
A7 | 9"8 | 8"2 |
C29 | ―― | ―― |
C30 | 18"5 | ―― |
A7はもともとハイスピードコースであり、カーブ部分で体勢が崩れやすいという高難易度のコースであった。2つめのカーブ突入後の加速は急激であり、無理に体勢を保とうとしても衝撃によりフォームが崩れ、きりもみ状態になり、ところてんよろしく流れに押し流され何がなにやら分からない状態で着水、監視員が駆け寄ってきて「大丈夫ですか?」と声をかけてくるほどの醜態をさらけだすことになりかねない。
が、サンダースライダーの異名を持つ者がマックス21を操った結果、2秒近くタイムを縮めることに成功。わずか86mという距離と、スタート地点まで100段近い階段を上るというその高度から考えると、この滑りは人類史に残る偉業であると言っても過言ではなかろう。またこのコースはスタート地点での体勢作りが難しいこともあり、スタートダッシュとコーナリングがともに決まれば、8秒を切ることも可能と思われる。
なお今回の記録は平均時速37.7kmというもので、最高時速は単純計算で60kmを超える。これを生身の体で40本近く滑り続けた結果、2番隊長の背中は打ち身と擦り傷だらけになったという…。
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