その他の注意事項

セキュリティ対策はいろいろありますが、その中でもごく簡単にできるものを挙げます。

[個人情報は公開しない]
HPや掲示板、チャット、メールなどなんでもそうですが、インターネット上で個人情報(本名、住所、携帯の番号など)を公開するときは十分に気をつけてください。犯罪に利用される可能性があるからです。基本的に、知らない人に個人情報を教えるものではないです。メールアドレスにも本名を使わない、くらい用心深い方が安全です。

[メールアドレスはフリーのものを公開]
HPなんかに連絡先としてメールアドレスを書くときは、自宅のアドレスではなく hotmail や goo などのフリーメールを使う方がいいです。例えば変な人にアドレスを知られて、大量のいたずらメールが届くようになったりしても、フリーメールなら簡単にアドレスを変えられますから。プロバイダからもらった自宅のアドレスだと、変更するのにお金がかかることが多いです。

[やたらとインストールしない]
ネットサーフィンをしていると突然「なになにをインストールしますか?」などと聞かれることがありますが、なんでもかんでもインストールしないことです。自分が何をインストールしようとしているのか、ちゃんと理解してからにしましょう。運が悪いとウイルスをインストールしちゃったなんて笑えないことになります。

[アウトルックを使わない]
メールを読むためのソフトをメーラーといいますが、メーラーとしてアウトルック(これ→)を使っている人がかなり多いようです。パソコン買ってきて最初から Windows がインストールされていて、特に設定を変えなければメーラーはアウトルックになります。

このアウトルック、機能がいろいろあるのはいいんですが、そのぶんセキュリティホールが多いとか、みんなが使ってるってことでクラッカーの標的になりやすいとか、セキュリティ的にはあんまりよろしくありません(具体的に何が危ないかを知ってて、対策をとれる人が使う分にはいいんですが)。実際、アウトルックを狙ったウイルスがクラッカーによってたくさん作られてしまっています。見方によってはアウトルックを使っているだけで、ウイルスの被害に遭いやすいともいえます。

そこでアウトルックをやめて別のメーラーを使うというのも一つの選択です。お金をかけなくても、フリーのメーラーにもいいものがあります。ちなみに有名なフリーのメーラーには、EdMaxフリー版AL-Mail(あるめーる)などがあります。

[HTML形式のメールは使わない]
HTML形式のメールは文字の大きさとか色を変えられてオシャレで楽しいですが、これがじつはウイルス被害を招きやすい仕組みになっています。メーラーの設定で、受け取るメールの形式をテキスト形式に統一するだけでも安全度が上がります。人に出すメールもテキスト形式にすることをお勧めします。